おばちゃんの独り言

とんだ災難でした。

Hくんから携帯の着信がありました。
“おばちゃん、俺、財布落としたみたいなんです・・・”
銭湯行って一服してソファから立ち上がった時に
落としたような気がするんだけど、
戻ってみてももうなかったんですよ。”
“今どこにおるがや?”
”銭湯の前です。自転車で来たんですけど、チャリのカギも
お金も、学生証も、カードも、み~んな財布に入れてたんです・・・
俺、今一文無しです。”
”ほんながや、そらぁ大変なことやわ。
わかったよ。おじちゃんに迎えに行ってもらうからちょっと待っとりまっしね。”
かわいそうに、せっかく銭湯でゆっくり湯船につかって癒されていただろうに
一気に湯あがり気分吹っ飛んで、さぞ不安になっているだろう。
おじちゃんが迎えに行って、その足で交番へ寄り被害届を出し
カード類の使用をストップする手続きもとりました。
次は自転車です。“夢考房で道具借りられるから・・”
とキャンパスに行ったはいいものの
学生証がないとこれまたHくんがH君であることの証明ができない。
いくつかの手数を踏んでようやく道具を借りてカギを外しました。
いろいろな手続きやら何やらですべてが完了したらすっかり夜になっていました。
“何か必要だったらいつでも言ってくれればいいからね。”
と幾許かのお金を渡して家に戻りました。
その後Hくんから
“父さんに電話したら『「1度目だから今回は大目に見る』って言われました。“と苦笑い。
“後ろポケットに財布入れるのだけはもう絶対しません!!”
これが今回得た教訓。
とんだ災難だったけど、禍福はあざなえる縄のごとしっていうからね。
次はきっととってもいいことがあるよ、Hくん!

(金沢市高尾キャンパスハウス清原のおばちゃんの独り言)

やっぱり面倒見の良い大学でした。

3連休の翌日、火曜日の朝のことでした。
“お腹が下るんです。”
と青~い顔をして1年生のS君が言う。
おばちゃんの寮は土日祝日の食事提供はないので
この連休中は自分たちで作ったり、買ったりして
ご飯を食べていたので
“どうしたんかねぇ、休みの間は何食べとったがや?”
と聞きますと
“・・・スナック菓子とか・・・他は・・
わからん何食べたかなぁ・・・・”
と言います。
ともかくおばちゃんの行きつけのお医者さまのところへ連れて行くと
”血便が出ているから、大きい病院で一度見てもらったほうが
よいでしょう”とのことでした。
びっくりして病院へ行くと今度は“原因がわからないので
大事をとって入院しましょう。”と言われました。
“僕・・明日、明後日続けてテストがあるんです。
これを受けないと進級できないです。”
と調子が悪いのに眼前のテストのことで頭がいっぱいのS君。
かわいやなぁ~、痛いがに・・
“ほんなら、おばちゃん大学にいっぺん電話してみるわいね。
心配せんと、待っとんまっし”
と修学相談室の職員の方に相談をしましたところ
担当の先生と話し合ってくださって何とか追試という形で
日にちをずらせてもらえたようでした。
それどころか病院までわざわざ見舞いにもおいでたのです。
そういえば中山ハイツにも
“今日は△△君が授業に出ていないのですが
こちらにおられますか?”
なんていう修学相談室からの電話があって
急いで学生さんの部屋へ行くと
“しまったぁ~!!寝坊した~!”004265.jpg
と髪もぼさぼさのまま飛び出していく
なんてこともありましたっけ。
工大は面倒見の良い大学との評判はよく聞くけれど
ほんとにそうだなぁ~と寮をしていると折々に感じます。
S君はといいますと検査の結果、心配するようなこともなく
土曜日にはすっかり元気になって退院できました。
よかったよかった。もうすぐ夏休み、気持ちよく休むことが
できそうやね。
(金沢市光が丘 中山ハイツのおばちゃんの独り言)
注:かわいや 金沢弁でかわいそうに、不憫なというときに使う言葉

好評につき今年も・・・

学生アパートの世話の傍ら、自宅の横で小さな畑を作っている。
畑をするようになったのは2年ほど前からであり、
そのきっかけは、雑草だらけであったのを見た人から
「少し整理したらどうかい?」と言われたことであった。
先日、その畑でジャガイモの収穫をした。種類は男爵とキタアカリ。
何しろ素人なのでうまくできていない。小粒なものばかりである。
しかし、これまでの2年間、そのジャガイモでコロッケを作り
(作るのはうちのかみさんであり私はせいぜい油で揚げることぐらいだが・・)
入居している学生さんに食べてもらっている。
手前味噌になるが、なかなか好評である。
学生さんに配布日時の予約を取ってもらい、アパートまで持って行き、008172.jpg
「はい、一人3個。」と言うと、
にこにこな顔で受け取り、
中には「友達が来ているのでもう1個いいですか?」
とリクエストなんかもある。
「じゃ、友達の分も合わせて全部で5個な。」
と言うと、
「まじ、いいですか。」とさらに笑顔になる。
そんな笑顔がたまらなく嬉しい。
こんなことで学生さんと触れ合うせいか、
今は、入居中の学生さんの名前と顔が完全に一致している。
そして、道で会ったとき、学生さんのほうから「こんにちは。」
と声をかけられるとさらに嬉しくなる。
今年も、かみさんにお願いして、またコロッケを作って持っていくか。

(コーポ竹内のおじちゃんの独り言)

骨の音

H君はサッカー大好き学生です。
玄関ドアのところには、いつも2~3足の泥んこのサッカーシューズが
”今日も頑張ったぞ~”といった様子で干してあります。
夕飯も終わった7時過ぎにH君から
「足の骨が折れたみたいなので、どこの病院に行ったらいいでしょうか?」
と電話があり、私たち家族はびっくりw(゚o゚)w
「いつ何をしてけがをしたの?」と尋ねると
「サッカーの練習中の1時頃にボキッという足の音を聞いたんです。
折れたかなあと思いしばらく様子を見ていたら、動けそうだったので
そのまま練習したのですが、動きは悪かったです。
アパートに帰って、シャワーをして、横になったら、000959.jpg
激痛で動けなくなってしまったのです。」
というので一緒に病院に行きました。
スポーツに怪我はつきもの。
サッカー少年だったH 君は今までに
両足、両腕骨折の経験者なので、
骨折には敏感になっていたのかな?
病院で診察してもらうと”ねんざ”でした。
骨は折れていないということでほっとしました。
「でもポキって音がしたんですよぉ。」というH君に
先生は「骨はどこでも音がするもんですよ。
指の関節もポキポキッと音がするでしょう?」と言われ
なるほど…納得。
骨折の不便さを身をもって知っているH君は
“ねんざ”でよかったぁ~と一安心。
「3連休でサッカー練習も休みなので、動かずゆっくり体を休めます。」
「食べるものある?歩くの大変やからおばちゃん買ってきてあげようか?」と尋ねると
「大丈夫です。この間買いだめしたので冷蔵庫いっぱいです。」とにっこり。
骨の音でこの猛暑の3日間は、足のためにも試験勉強のためにも
有意義な日を過ごしていることでしょうね。
勉強もスポーツもがんばり屋さんのH君!
早く治るといいね。

ほおずきApt.きよみさんの独り言)

とある日、とある話

イーグルハウスのK君、
本当に気さくな学生さんで、来春卒業かと思うと
おばちゃんははやから寂しくなっています。
ピンポーン・・・元気?と声を掛けたら、
今晩、夜行バスで、鳥取・出雲大社・世界遺産の石見銀山の一人旅に
出るのだと話してくれました。
この前は四国を一人旅したそうです。
すべてバスを使っての旅だそうです。000948.jpg
就職は決まったし、大学のほうは月1回出ればよいとの事でした。
だからおそるそる聞きました。
「アパート出るってことかな?」
「いや、ここにはいますよ」との返事。
「あーよかった。いてね」
「はい!」
今まで大家をしていて、就職先が決まって授業はあまりなくても
まさか月1回だけなんてことを聞いたのは初めてでびっくりしました。

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深夜0時、さぁ寝ようと横になった途端、携帯電話が鳴りました。
「えーー誰やろう!」と思って電話をとるとアパートの学生さんでした。
「すみませんが、アパートの鍵を落としたので貸してください」とのこと。
「今何処にいるの?大家の家まで取りに来れる?」
「今はアパートにいますので取りに行きます」005623.jpg
さ~また着替えなきゃ!と、チャイムが鳴る前に準備をしておこう
と思った途端チャイムが鳴って、もう着いたの?
あまりの早さにビックリしました。
さぞ、慌てていたのでしょうね!
おばちゃんも真夜中の訪問に慌てちゃいましたけど・・・

(イーグルハウスのおばちゃんの独り言 )

千の風になって・・

茨城から来ているO君が家賃を持ってきてくれました。
“先日、祖父が亡くなって帰省していました。”
ぼそっと話してくれました。
O君は小さい頃にお父様を亡くされたと聞いています。
おじいちゃんはすぐ近くに住んでいて、
何かと面倒を見てくれたそうです。
O君にとってはお父さんのような頼りになる存在だったのでしょう。
お母様にとっても女手一つで子供を支えていかなくてはと
頑張っておられる中で、おじいちゃんの存在は
かけがえがなかったことと思います。
”ほんなんや・・・かわいがってもらってたんやもんね。
さみしいねぇ。”
”・・・はい・・”
言葉が震えて目には涙が滲んでいました。002319.jpg
おばちゃんの年ともなると、
たくさんの人のお見送りをしていますが
現生での別れはいつまでたっても
とても辛くて悲しいものです。
ましてや “死” を間近にみたことなどないであろう
ほんの10代の男の子が、大好きなおじいちゃんを
亡くしたのだと思うと、どれほどに辛かっただろうと
胸が痛くなります。
”ねぇ、O君、おじいちゃんは千の風になって
どこかにいるんだと思うな。
どんな時もおじいちゃんは、O君のすぐそばに
いると思うんだ・・・おばちゃんは。
姿が見えないのは悲しいけど、おじいちゃんの思いは
いっつもO君の心の中で一緒にいるよ。”
”・・・・・”
何度もうなずきながら黙って聞いているO君。
もうすぐ初盆。
故郷に帰ったらおじいちゃんとゆっくり
お話をしてあげてね。

ジュニアY とみこさんの独り言)

心配したわぁ~

アパートの学生さん、このところずっと自転車がおきっばなしです。
(歩いて学校に行っているんだろうか?)
おじちゃんが夜の見回りから帰ってきて
「部屋の電気もついていなかったなぁ・・・」
心配になって電話をすると留守番電話の応答・・
「どうしたんやろか・・もう1週間たつけど・・」
学校へ行って授業出ているか聞いてみたほうがいいがかなぁ・・
悶々としていたら当の本人から電話がありました。
「ご心配おかけしたみたいですみません。
姉の結婚式で海外へ行っていたんですよ。」
「ほんながけ。それはおめでたいことやったんねぇ。
おばちゃん、風邪でも引いて倒れたままなんじゃないか
心配しとったんよ。無事でよかった、ほっとしたわ。」

帰省するときや長期に部屋を空けるときは
一言声かけて下さいね。
おばちゃん、心配で身が細~くなってしまうから。

コーポアルカディアのおばちゃんの独り言)

夏が来~れば思い出すぅ~

7月に入り、めっきり夏の様相を呈していますね。
この季節になるとM君のことを思い出します。
まだ3学期制だった時の夏休み、
「帰省しますのでよろしくお願いします。」
と大阪に帰ったM君から
「電子レンジの中にカレーを入れたままにしてきてしまって
・…捨ててもらえませんか」
と電話がありました。
すぐにごみ袋を持って、お部屋に入ってレンジを開けると
さすがに夏!!1日でカビが生えて固まっていました。
自宅に持って帰り、洗った皿をお部屋に戻しておきました。
私も以前レンジでチンしたまま数時間すっかり忘れたことがあったので、
なんだか親近感がわいてしまいました。
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1ヶ月後、Mくんは
「その節は・・・・どうもありがとうございました。」
と帰省土産のお菓子を持ってきてくれました。
「カレーをレンジに入れたままだったこと、思い出してよかったねぇ~。
そのまま熟成させて夏休み終わってから発見してたら・・・」
「想像するだけでこわいですよね~」
・・・二人で笑っちゃいました。
こういうことを気軽に頼んでくれるのって
信頼してくれているからだなっと思っています。
ちょっと頼りのないところもあったM君、
社会人になってがんばっているかなぁ・・
まじめな彼のこと、きっちりお仕事こなしていることでしょう。

グレースⅠ 幸恵さんのひとりごと)

時間の有効活用ね!

アパートの草むしりをしていたら
コンビニから帰ってくる学生さんに会いました。
手にはカップラーメンを持っています。
バランスをとるようにそ~っとカップ麺を持っているなと思ったら
カップの中にはすでにお湯が入っていました。

な~るほどぉ。
アドラーハイムから最寄りのコンビニまでは3分。
お店でお湯を入れてもらえば”ただいま~”とドアを
開けた瞬間にもう食べられるものねぇ。

これも一つの時間の有効活用だなぁ~と
感心しちゃいました。
アドラーハイムのおばちゃんの独り言)

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でもくれぐれも主食をカップラーメンにしたらダメですよ~
ちゃ~んと栄養バランスも考えてね!

 

新一年生のお話。

4月に入居した1年生のM君、入学式を翌日に控えた午後に
私のところに来て”どこかこの近くに靴屋さんはありませんか?”
と聞いてきました。
“靴屋ならすぐ近くにもあるけど・・どうしたの?”
“実は・・・入学式用に新品の靴を買ったのですが、
間違えて姉ちゃんの就活用のパンプス
持ってきちゃったんです。
箱ごと持って来たんで気付かなかったんですよ。
姉ちゃんから電話なかったら入学式やばかったです・・”000021.jpg
とおどけてがっくりと頭を垂れてみせる。
急いで靴屋さんに行って購入して事なきを得ましたが
もし当日まで気づかなかったら、どうなっていたことやら・・
スーツ姿に華奢なパンプスを履いているM君を
勝手に想像して笑ってしまいました。

夢考房の活動で帰宅時間がかなり遅くなるHちゃん。
夜道を一人で帰るのが怖いという。
慣れるまで学校の近くで待ち合わせをして自転車で
一緒に帰ることにしました。
学校のことや自分のこと、毎日の出来事を話しながらの
帰り道。夜風が気持ちいい季節です。
もうちょっとしたらきっとみんなとも仲良くなって000722.jpg
先輩が送ってくれたり、ワイワイガヤガヤと
帰ってこれるようになるかな。
送るついでにアパートの明かりを数えます。
電気が付いていると“あぁ、ちゃんと帰っているわ”
ほっと安心します。
反対に暗い窓を見つけると
“こんな遅くまでどうしたのかしら。友達のところかな、
バイトかな。”
ちょっと心配になってしまいます。

私も大学生の娘を県外に出しているので
アパートの学生さんたちは子供のようでかわいいし
外に子供を出している親御さんの心配も
手に取るようにわかります。
無理なことは無理ってはっきり言うから
ちょっとしたことでも相談してくれたり頼ってもらえると
嬉しいです。

(グレースⅠ・Ⅱ・Ⅲ 幸恵さんの独り言)